季語道楽
季語道楽 (3)「火事」に季節の限定ありやなしや 坂崎重盛
去年の暮に「新年」の季語の一部を取り上げた。新年で気になる季語はまだまだ沢山ある。 例えば「御降」。読めますか?(おさがり)。 落語の題にもある「御慶」(ぎょけい)。 「名刺受」が新年の季題というのも意外と知られていない...
季語道楽 ② 「新年」のうち「今朝の春」「初昔」「二日」など 坂崎重盛
新年——年の始め、正月。陰暦では立春が一年の始めとされたので、陽暦になった今日でも年賀状にはご存知のように「迎春」「賀春」などと書かれます。 だから「今朝の春」は、もちろん新年の季語。これはまだわかるにしても「花の春」と...
『季語道楽』① 〔前口上〕 坂崎重盛
ちょっとでも俳句を作ろうとする人なら必ず一冊は持っているはずの(最近は電子辞書などを利用する人もいる)「俳句歳時記」あるいは「季寄せ」、これが実は、日本の伝統文化や、失われつつある言葉の貴重な辞典だったりする。 日本の四...
季語道楽 連載予告 12月15日 愈々スタート!
まもなく新連載が始まります。 タイトルは『季語道楽』 著者は坂崎重盛。 日本の四季折々の、時候、天文、地理、生活、行事、動植物などを表現する言葉としての”季語”には、日本の文化をあらわす貴重な辞典です。 「歳時記」「季寄...