蚤の目大歴史366日

“8月20日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1926=大正15年  千葉県香取郡久賀村で「鬼熊事件」が発生した。 殺人・放火犯人が山中を40日も逃げ回った事件である。現場は合併していまは多古町、成田国際空港となった旧・三里塚の東に広がる丘陵地帯から連日、事件の進...

“8月19日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1886=明治19年  清水次郎長が“正業”に就いたと新聞が報じた。 次郎長といえば天下に名を知られた「東海の大親分」、つまり<侠客>である。明治になってもまだ生きていたのかといぶかる向きもあろうからかいつまんで紹介し...

“8月18日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1945=昭和20年  敗戦から3日目の都内主要紙にひときわ目立つ広告が掲載された。 転換工場並びに企業家に急告!平和産業の転換は勿論、其の出来上がり製品は当方自発の“適正価格”で大量引き受けに応ず。希望者は見本及び工...

“8月17日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1180=治承4年  伊豆の蛭島に流刑となっていた源頼朝がついに挙兵した。 この年4月9日に源三位頼政が後白河法皇の子・以仁王から密かに入手した平家追討の「令旨(りょうじ=命令文書)」を受け取ってようやく動き出したのだ...

“8月16日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1945年  日本敗戦の情報が伝わったブラジルで突如として<勝ち組>が動き出した。 中心になったのは前年5月に陸軍退役中佐・吉川順治らが設立した臣道連盟という右翼団体だった。1901=明治34年に設立された国粋主義団体...

“8月15日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1914年  33年間の難工事の末、太平洋と大西洋を結ぶ総延長80kmのパナマ運河か開通した。 スエズ運河を拓いたレセップスがフランスの主導でパナマ地峡に両方の海面と同じ深さに掘り進む「海面式運河」の建設を計画して18...

“8月14日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1945=昭和20年  未明の帝都東京に空から大量の連合軍の宣伝ビラが投下された。 空がわずかに白みかけた頃、南から進入してきたB29が超高空から大量の宣伝ビラが降ってきた。ワシントンの陸軍情報部で起草されて日本語に翻...

“8月13日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1927=昭和2年  第13回全国中等学校優勝野球大会のラジオ実況中継が始まった。 全国高校野球選手権大会の前身で各地の予選参加の389校を勝ち抜いた22校で争われた。予選参加校が約4千校という現在に比べると十分の一に...