蚤の目大歴史366日
“7月27日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1938=昭和13年 大阪のトップを切って松島遊郭で「盛り塩廃止」が実行された。 当時は旅館、料亭、呑み屋、寄席、縁日小屋まで客商売の場所には入口に盛り塩が置かれていた。 樋口一葉の『にごりえ』には 「店は二間間口の...
“7月26日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1825=文政8年 江戸・中村座で『東海道四谷怪談』が初上演された。 鶴屋南北が上方にのぼることになった「お岩」役の三世・尾上菊五郎の<お名残公演>のために書き上げた。南北は菊五郎の養父、初世・尾上松緑が怪談物を得意...
“7月25日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
“7月25日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵 *1942=昭和17年 フランス・リヨン郊外の裏山で瀧澤敬一は1枚のチラシを拾った。 滝沢がどんな人物かをかいつまんで紹介しておくと1884=明治17年、東京生まれ。...
“7月24日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1927=昭和2年 作家・芥川龍之介が未明に東京・田端の自宅で自殺した。 36歳だった。「睡眠薬ベロナール及びジャール致死量を飲み」と報道された。 死の3日前の夜、作家の佐田稲子は堀辰雄の案内で夫・窪川鶴次郎と3人で...
“7月23日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1842=天保13年 幕府は異国船への「天保薪水給与令」を発した。 <無二念打打払令>といわれた悪評の1806=文化3年の「異国船打払令」に代わるものとして施行された。「漂流して飲料・薪水を乞う異国船を事情も聞かずに...
“7月22日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*672年 古代史上最大の戦乱である壬申(じんしん)の乱はこの日、最終局面を迎えた。 天智天皇の死後、弟の大海人皇子と天皇の子の大友皇子との間で争われた戦いである。1か月前に吉野を出た大海人皇子は美濃や尾張、伊勢などか...
“7月21日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1576=天正4年 イエズス会の京都の拠点となる「南蛮寺」が竣工した。 宣教師ルイス・フロイスの手紙には「都の教会堂が老朽したため畿内の有力信者の寄進やイエズス会からの出資で約3,000クルザードが集まり、キリシタン...
“7月20日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1912=明治45年 明治天皇の「御不例」を報じる『官報』号外が発行された。 天皇は8年前から糖尿病を患い、その後、慢性腎臓炎を併発。7月に入ると「腸胃症」にかかり嗜眠・恍惚の傾向がみられ、尿毒症と診断されたと伝えた...