蚤の目大歴史366日

“7月3日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1944=昭和19年  北海道での昭和新山誕生を記録し続けた三松正夫の『新山生成日記』から。 7月3日 晴れ 西北風 午前8時30分、突然また爆発となり、筒形の黒煙が四条並んで噴騰して2,000メートルの上空に達し、西...

“7月2日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1863=文久3年  「生麦事件」を巡る薩摩藩とイギリス艦隊との薩英戦争が勃発した。 別名「アングロ=サツマ戦争」ともいう。事件は前年8月21日に生麦村(現・横浜市鶴見区)で起きた。薩摩藩主の父・島津久光の行列を騎馬で...

“7月1日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1958=昭和33年  湯川秀樹博士の粒子力学の新説が世界的な学会で注目を集めた。 スイスのジュネーブで開かれた「高エネルギー核物理学会議」で湯川博士は粒子力学の新説を発表した。ジュネーブ発の外電は「博士は素粒子には量...

“6月30日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1908=明治41年  帝政ロシア時代の中央シベリアで「ツングースカ大爆発」が起きた。 爆発が起きたのは現地時間の午前7時2分過ぎだった。この年はアメリカではフォードが初めての量産車「T型」を発売、わが国では「笠戸丸」...

“6月29日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1893=明治26年  「単騎シベリア横断」の福島安正中佐が午後0時30分、新橋駅に凱旋した。 ホームでは軍楽隊の演奏が迎え、駅舎内で「勲三等」の叙勲式が行われた。朝日新聞は「数万の群衆偉業たたへる」の見出しで大きく報...

“6月28日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1914年  オーストリア領のサラエボに響いた2発の銃声が第一次世界大戦を引き起こした。 現在のボスニア・ヘルツェゴビナは当時、オーストリア領だった。この日は日曜日で快晴、野戦演習の視察を終えたオーストリア皇太子フラン...

“6月27日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1898年  ヨット単独世界一周を成し遂げたジョシュア・スローカムがニューポートに帰港した。 この年号をよく見てほしい。19世紀である。日本は明治31年、初の政党内閣となる第一次大隈内閣成立の年だ。だからヨットといって...

“6月26日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*930=延長8年  宮中の清涼殿に落雷、大納言民部卿の藤原清貫をはじめ多数の死者が出た。 折からの旱魃が深刻になったため天皇が太政官を集めて「雨乞い」を実施するかどうかを議していた。連日、真夏のような天気続きで宮中の池...