蚤の目大歴史366日

“4月30日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*670=天智天皇9年  未明に奈良・斑鳩(いかるが)の法隆寺が全焼した。 聖徳太子ゆかりの寺院で多くの観光客を集める。世界最古の木造建築群としてユネスコの世界遺産に登録されてさらに有名になった。最初の火事の記録は『日本...

“4月29日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1770年  キャプテン・クックが新大陸オーストラリアに記念すべき第一歩をしるした。 一介の水兵から英国海軍の勅任艦長に昇りつめたのは、航海長時代に行った精密な測量技術への評価があった。北米・セントローレンス川の河口域...

“4月28日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1729=享保14年  ベトナムからはるばる運ばれてきた象が御所で中御門天皇に披露された。 当時ベトナムは交趾(こうち)国といった。前年5月、牡牝の子象2頭を乗せた船は広南(カンナム=ホーチミン)を出港して風待ちしなが...

“4月27日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*紀元前399年  ソクラテスが裁判にかけられ死刑を宣告されたあと毒杯をあおった。 ソクラテスは古代ギリシャの哲学者だった。それがなぜ裁判にかけられたのか。 彼は長年、賢人と呼ばれる政治家や詩人、工匠などあらゆる人を訪ね...

“4月26日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1792年  のちにフランス国歌となる『ラ・マルセイエーズ』がこの日の早暁、完成した。 フランス東部、ライン川の対岸にはオーストリア帝国軍が迫っていた。しかも川を越えていまにも進軍してくるという情勢にストラスブール市長...

“4月25日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1783年  フランスのモンゴルフィエ兄弟が無人の熱気球の実験に成功した。 『広辞苑』には気球=「熱した空気や水素・ヘリウムなど空気より軽い気体をみたして空中に浮遊または上昇させる球状のもの」とある。兄弟は子供のころに...

“4月24日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1734=享保19年  江戸の大富豪<紀文大尽>こと紀伊国屋文左衛門が65歳で没した。 荒天が続くなか波濤を越えて紀州から江戸へみかん船を回航して一攫千金、一千万両の大金を手にしたとされる。 沖の暗いのに白帆が見ゆる ...

“4月23日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1862=文久2年  京都・伏見の船宿で藩内過激派が粛清されるという「寺田屋事件」が起きた。 この日深夜、寺田屋で藩主の父・島津久光の命を受けた奈良原繁ら鎮撫使と有馬新七ら尊攘激派とが斬り合い多くの死傷者が出た。別名「...