蚤の目大歴史366日

“1月10日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1920年  アメリカ26代大統領ウッドロウ・ウィルソンの提唱により国際連盟が発足した。 第一次世界大戦の硝煙が消えたときに人々が願ったのは<二度と戦争は繰り返すまい>という平和への思いだった。ウィルソンは2年前の19...

“1月9日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1933=昭和8年  伊豆大島・三原山火口から23歳の女学生が投身自殺した。 東京の実践高等女学校専門部国文科3年の真許三枝子だったがこのときは誰にも気付かれなかった。同行した一年後輩の富田昌子に「5年間は他言しないで...

“1月8日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1885=明治18年  陸軍参謀本部測量課が改定した地図に初めて「♨」の温泉記号が登場した。 地図を作製するにあたって参考にしたのはフランス砲兵学校が考案した小地図学とされるが4年前に作成した時には温泉マークはなかった...

“1月7日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1954=昭和29年  戦後の政・官・財界を大きく揺るがす「造船疑獄」の捜査が始まった。 「造船疑獄」は造船各社が新規の造船のために銀行から融資を受けた利子補給を巡る贈収賄事件である。きっかけになったのは山下汽船・横田...

“1月6日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1807=明治7年  新橋―京橋間に新たに馬車専用の「馬車道」が完成した。 当時の東京は道路が狭く、馬車が通る際に通行人との接触事故が多発するなど危険だった。人出の多い時には馬車の通行が制限されて商売に支障も出たのでこ...

“1月5日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1937=昭和12年  名古屋城天守閣の金鯱(シャチ)のウロコ58枚が盗まれた。 江戸時代には嵐の晩に大凧に乗った柿木金助なる怪盗がウロコを盗んだとして芝居や講談にまでなったが<昭和の怪盗>は政府が名古屋市に下賜するた...

“1月4日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1947=昭和22年  戦争の激化で中断されていた箱根駅伝が3年ぶりに復活した。 1920=大正9年に始まった大会は、開戦の1941=昭和16年に東海道、箱根路の使用が禁止されて中止に追い込まれた。代わりに明治神宮水泳...

“1月3日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1922年  エジプト・ナイル川西岸の「王家の谷」でツタンカーメン王の墓が発掘された。 見つけたのは5年がかりの空振りにもめげず探し続けてきた遺跡発掘家のハワード・カーターで、引き続き1926年までの調査で「黄金のマス...