蚤の目大歴史366日

“12月17日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1568=永禄11年  京都の公卿・烏丸家でこの日、名門公卿に「狸汁」が振る舞われた。 集ったのは万里小路、山科、甘路寺、正親町などの名門の面々。戦国期の公卿・山科言継の日記『言継卿記』には「烏丸家で狸汁をつゝき、酒を...

“12月16日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1773年  アメリカ独立戦争のきっかけになった「ボストン茶会事件」が起きた。 英国政府が破産寸前の東インド会社の救済策として茶の独占販売権を与えたことに植民地の貿易業者らは激怒した。月夜を利用してアメリカ・インディア...

“12月15日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1877年  発明王トーマス・エジソンが蓄音機の特許を申請した。 エジソンは試しに自分の声と歌を録音してみた。それを聞いた周囲の皆は「あなたの声です」と感心したがエジソン自身は何回やっても<別人の声>にしか聞こえなかっ...

“12月14日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1904=明治37年  わが国初のデパート三越呉服店が東京都下の各新聞に開店広告を出した。 三井呉服店専務の日比翁助がそれまでの営業スタイルを一新し、欧米のデパートメント・ストアとしての出発を大々的に宣伝するものだった...

“12月13日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1659=万治2年  隅田川の<一番橋>として両国橋が完成した。 この2年前の「明暦大火」のあと幕府は都市計画の一環として本所・深川方面の開拓事業に乗り出した。いま風に言えば<江戸改造計画・火災に強い町づくり>である。...

“12月12日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1862=文久2年  東京・御殿山に建設中の英国公使館が長州藩士に焼き打ちされた。 攘夷断行を申し入れるために天皇の勅使一行が江戸滞在中に長州藩士の高杉晋作らは江戸でのひと騒ぎを狙った。いったんは藩主の毛利定広の説得で...

“12月11日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1937年  イタリアが国際連盟を脱退した。 日本とドイツはひと足早く1933年に国連を脱退していた。イタリアはそれぞれと同盟関係を結んでいたから脱退によって三国の枢軸同盟ができあがった。同時にイタリアは<反英国>とい...

“12月10日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1968=昭和43年  東京・府中で偽白バイ警官による「3億円強奪事件」が起きた。 午前9時25分ごろ府中刑務所脇の側道で東芝府中工場へ向かっていた日本信託銀行の現金輸送車が白バイ警官に停車させられた。警官は「銀行支店...