蚤の目大歴史366日

“11月15日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1867=慶応3年  京都・河原町の近江屋で坂本竜馬と中岡慎太郎が襲撃されて亡くなった。 竜馬は9月末に大政奉還のための「船中八策」をまとめ後藤象二郎を通じて前土佐藩主の山内容堂に渡した。容堂は10月3日に大政奉還建白...

“11月14日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

1924=大正13年  皇太子狙撃の虎ノ門事件を起こした難波大助に大逆罪で死刑が宣告された。 大逆罪は戦前の旧刑法などで定められ天皇皇后や皇太子などに危害を加える犯罪に適用された。大審院での一審のみの裁判で死刑が確定する...

“11月13日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1971=昭和46年  女優・岡田嘉子が34年ぶりに亡命先のソ連から帰国した。 時間を巻き戻してみよう。1938=昭和13年1月3日、岡田は愛人の杉本良吉と日本領だった北緯50度の樺太(現・サハリン)へ国境警備員の慰問...

“11月12日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1948=昭和23年  極東国際軍事裁判の被告全員への判決言い渡しが行われた。 午後3時55分から東京市ヶ谷の元・陸軍省建物の「東京法廷」でA級戦犯25人に対する判決が下された。東条英機ら7人が絞首刑、16人が終身禁錮...

“11月11日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1918年  北フランスの小駅に停まった客車の中で第一次世界大戦の停戦協定が署名された。 パリの北東70キロ、コンピエーニュの森にある小駅ルトンドに停車していた国際鉄道会社の客車=2419Dが使われ、ドイツ代表エルツベ...

“11月10日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1871年  アフリカ奥地を探検中に行方不明になっていたリヴィングストンが<発見>された。 リヴィングストンはスコットランド生まれの探検家で宣教師、医師でもあった。1840年に英国領だった南アフリカに宣教師として赴任、...

“11月9日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1420=応永27年  室町時代の公卿の日記に密柑=ミカンの文字がはじめて登場した。 伏見宮貞成親王の『看聞御記(かんもんぎょき)』で意訳して紹介すると 「九日。晴。将軍・足利義持公から将軍が大好きだという密柑をもらっ...

“11月8日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵

*1519年  スペイン人エルナン・コルテスは少数の部下を連れてアステカ王国の首都に入城した。 コルテスは侵略を繰り返す「コンキスタドール=征服者」だった。兵士500人、馬16頭を積んだ帆船十数隻でメキシコ湾岸沿いに進み...