蚤の目大歴史366日
“9月5日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1905=明治38年 アメリカのポーツマス海軍工廠で日露講和条約が調印された。 調印は日本の首席全権・小村寿太郎とロシアの全権・ウイッテで行われた。日本海海戦で勝利した日本だったが渋るロシアを席に着かせるために米大統...
“9月4日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1870年 フランス帝政に不満を持つ市民の怒りが爆発しパリはふたたび揺れ始めていた。 市民らがパリの議場に乱入したことで第二帝政が崩壊した。前々日、プロシャとの戦いで皇帝ナポレオン3世自らが捕虜になったことで求心力は...
“9月3日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1189=文治5年 4代にわたって栄華を極めた奥州藤原氏が滅亡した。 平泉一帯は28万の大軍を率いた源頼朝に囲まれていた。4代・泰衡は迎え討つことなく居館の平泉館に火を放って北走するが、この日、家臣に裏切られて殺され...
“9月2日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1945=昭和20年 東京湾の米戦艦「ミズーリ」の艦上で降伏文書の調印式が行われた。 沖合20マイルに<進駐>してきた「ミズーリ」には日本政府を代表して重光葵外相、軍部を代表して梅津美治郎参謀総長、連合国側からは各国...
“9月1日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1923=大正12年 午前11時58分、関東大震災が発生した。 相模湾北西沖80キロを震源とするマグニチュード7.9の大地震で死者・行方不明10万5千人以上、建物の全半壊25万戸以上、焼失家屋は22万戸以上にのぼった...
“8月31日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1907年 懸案だった「英露協商」がようやく成立した。 協商を平たく言うと<友好的な相互理解>が最も近い。有事に一方の当事国が攻撃を受けた場合に他方の国が軍事的支援を行う。これにより先に結ばれていた露仏同盟(1894...
“8月30日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1900=明治33年 小倉に単身赴任していた森鷗外のことを心配する大先輩が手紙を寄せた。 鷗外は前年6月から陸軍第12師団の軍医部長として単身赴任していた。とはいっても妻と離婚していたから<独身>だったが大先輩の石黒...
“8月29日” 「蚤の目大歴史366日」 蚤野久蔵
*1974=昭和49年 宝塚大劇場で月組公演『ベルサイユのばら』が初日の幕を開けた。 池田理代子の原作劇画を宝塚専属の劇作家・植田紳爾が3部30場にまとめた脚本は、池田が宝塚の舞台のために原作の一部を書き直した。フラン...